フリーランス支援サービス
フリーランス・個人事業主が年金・医療保障を充実、可処分所得を増やす方法
フリーランスや個人事業主が抱える問題
近年、産業構造の急激な変化や高度情報化社会の進展により、これまで安泰とされてきた大企業においても、終身雇用はもはや幻想と言ってもよい時代となりました。それと歩を同じくし、労働者もより多様な働き方を求めるようになり、厚労省では副業・兼業の促進に関するガイドラインが公表され、また、一部の大手企業では、専門性の高い職務について大々的に社内公募を行い個人事業主化を図るなど、ますますこうした動きに拍車がかかっているようです。
フリーランスや個人事業主という働き方は、役務の提供を受ける企業側からすれば法定福利費や労務管理の負担がないという点でメリットがあることは当然ではありますが、働く側としても自由な働き方で、高いプロ意識をもって仕事に取り組むことができるという点で一定のメリットがあることは間違いないといえるでしょう。
一方で、やはり問題となるのは、社会保障や収入といった点です。
実際に、フリーランスや個人事業主の方からは以下のような不安の声をお聞きすることが多いです。
- 働けなくて生活が破綻したらどうしよう・・・
- 備えが不十分で、豊かな老後を迎えられなかったらどうしよう・・・
- ケガや病気で働けなくなって、収入がゼロになったらどうしよう・・・
ある哲学者は、「不安には対象はなく、恐怖には対象がある」と言ったそうですが、何事も漠然と考えるだけでは不安が増すばかりで、何も解決はしません。まずは、現状を正確に把握する、「不安」を「恐怖」のレベルまで引き上げて、初めて具体的に対策を講じることができるというもの。まずは「正しく恐れる」ことからスタートしたいところです。
ということで、次項では、具体的にサラリーマンと個人事業主の年収・所得を試算し、比較したいと思います。