この助成金は、生産性向上に資する設備等への投資を通じて生産性向上、雇用管理改善(賃金アップ等)を図る事業主に対して支給されるものです。
具体的には、事業主がITC化、自動化装置等ハード面の設備により、事業所内の生産性向上を図る設備等への投資が対象となります。
助成を受けるためには、雇用管理改善計画(生産性向上に資する設備等を導入すること、雇用管理改善に取り組むこと等)を作成し、都道府県労働局の認定を受け、計画に基づく設備等の導入、賃金アップ等の実施が必要です。
計画期間は<1年タイプ>または<3年タイプ>のいずれかを選択し、計画開始日の前とその1〜3年後を比較し、目標その他各種要件を満たす場合に以下の額を助成します。
<計画期間1年タイプ>
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1年後:計画達成助成として50万円(賃金アップ2%以上)
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3年後:上乗せ助成として80万円(賃金アップ6%以上+生産性要件6%以上)
<計画期間3年タイプ>
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1年後:計画達成助成として50万円(賃金アップ2%以上)
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2年後:計画達成助成として50万円(賃金アップ2%以上+生産性要件2%以上)
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3年後:目達成時助成として80万円(賃金アップ6%以上+生産性要件6%以上)
*設備投資額が500万円以上の場合は、さらに加算あり。
この助成金には、設備への投資の他にも、「離職率」や「賃金アップ」「生産性」といった要件もありますので、かなり複雑な助成金となっています。
また、「時間外労働等改善助成金」「業務改善助成金」「人材確保等支援助成金」といった設備系の助成金との併給調整もありますので注意が必要です。
人材不足の解消や長時間労働の是正などを目的として、AIやロボットなどそれなりの金額(最低額175万円~)の設備を導入をすることを考えている企業様は検討の余地があると思います。
上記助成金に関するご相談等ございましたら、お電話か以下フォームよりお問合せください。
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※上記は、公開日時点での法令・行政情報等に基づく内容となっております。