平成30年度の雇用・労働分野の助成金(厚生労働省管轄)がある程度確定したようです。
ただ、全体の印象としては、小ぶりと申しますか、前年度から大きく変わったものは少なく、名称が変わっただけで中身は前年度からあるものが整理・統合されただけというものも多いです。また、予算が拡大しているように見えるものも、要件が厳しくなっている傾向が強く、実務上の手間も増えそうな感じですね。
左記の「平成30年度 雇用・労働分野の助成金のご案内(簡略版)」をクリックいただくと、パンフレットの中身が閲覧できますので、各助成金の概要についてはこちらからご確認ください。また、「雇入れ」「雇用環境整備」「教育訓練」「仕事と育児・介護との両立支援」など、雇用施策ごとに活用できる助成金を確認したい場合は、以下ページで比較的わかりやすくまとめられていますので、こちらからご確認ください。
今年度、個別の企業向けのもので唯一新設されたものは以下です。
「生産性の向上や雇用管理の改善に関する計画を作成し、省力化のための装置など労働生産性向上に資する設備等への投資を行う企業に対する助成」とされています。
【1年コース】
- 設備導入費用175万円~1000万円:50万円(計画達成)+80万円(目標達成)
【3年コース】
- 設備導入費用240万円~5000万円:①50万円②50万円(計画達成)+80万円(目標達成)
- 設備導入費用5000万円~1億円:①50万円②75万円(計画達成)+100万円(目標達成)
- 設備導入費用1億円以上:①100万円②150万円(計画達成)+200万円(目標達成)
まだパンフレットは作成されていないようですので、ひとまず詳細については上記リンク先をご確認ください。
あくまでも設備導入費用ありきにはなってしまいますが、生産性向上を目的として、一定規模以上の設備投資を検討されている企業はぜひチェックされてみてください。
助成金の概要・全体像については、上記厚生労働省のWEBページ等で十分把握可能ですが、具体的に自社で活用できる助成金について確認されたいという方は、以下フォームよりご連絡ください。貴社の雇用管理状況や今後予定している労働施策等も踏まえ、アドバイスさせていただきます。