来年度(平成30年度)の助成金に関する情報が、少しずつ明らかになってきました。
結論から申しますと、来年度からの助成金制度は大きく変わるようです。
これまで主流であった「制度導入型」の助成金が廃止され、「生産性の向上」や「賃金アップ」に対する支援を拡充する方向のようです。
具体的には、以下の助成金が廃止される予定です。
<人材開発支援助成金>
■キャリア形成支援制度導入コース
・セルフキャリアドッグ制度
・教育訓練休暇等制度
■職業能力検定制度導入コース
・技能検定合格報奨金制度
・社内検定制度
<職場定着支援助成金>
■個別企業助成コース(雇用管理制度助成)
・評価・処遇制度
・研修制度
・健康づくり制度
・メンター制度
上記の助成金は、「制度を導入する」ことで受給することができましたので、(会社として費用負担が殆どないので)多くの企業で利用されていたものです。これらの助成金が廃止されるということは、来年度以降は使いやすい助成金が少なくなってしまうということです。
その一方で、「生産性の向上」や「賃金アップ」あるいは「労働時間の改善」に取り組む企業に対する支援を厚くするようです。しかし、今年度中(3月末まで)に計画書を提出しておけば、制度の導入が来年度以降になっても、助成金を活用できる可能性はあります。
今一度、これらの助成金の活用について検討をしてみてはいかがでしょうか?
なお、今回の情報はあくまで予定であり、まだ正式に確定しているものではありません。
今後、変更されることがあるかもしれないことを、あらかじめご了承下さい。
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2018.4.12更新【最新】平成30年度助成金はこちらから
※上記は、公開日時点での法令・行政情報等に基づく内容となっております。