平成27年度版

「キャリアアップ助成金」のご案内

　

 　平成27年度版、「キャリアアップ助成金」のご案内です。

　基本的には、大きくは変わっていないですが、「正規雇用等転換コース」において、派遣労働者を直雇用の場合の助成額がアップ、「短時間正社員コース」を新たに「多様な正社員コース」として拡充、「処遇改善コース」の助成額アップなど、変更されています。

 

以下変更点を抜き出したものになります。

＊（　）内の数値は大企業の額

＊赤字部分は平成28年3月31日までの間、支給額を増額または要件を緩和

 

【正規雇用等転換コース】

①有期→正規：50万円（40万円）／人

②有期→無期：20万円（15万円）／人

③無期→正規：30万円（25万円）／人

＜①～③合わせて1年度1事業所当たり15人まで（②を実施する場合は10人まで）＞

※派遣労働者を派遣先で正規雇用労働者として直接雇用した場合に助成額を加算

・1人当たり30万円（大企業も同様）

※母子家庭の母等を転換等した場合に助成額を加算

・①1人当たり10万円、②③5万円（大企業も同様）

 

【多様な正社員コース】

①勤務地限定正社員または職務限定正社員制度を新たに規定し適用した場合

②有期契約労働者等を勤務地限定正社員、職務限定正社員または短時間正社員に転換・直雇用した場合

③正規雇用労働者を短時間正社員に転換または短時間正社員を新たに雇用した場合

 

①1事業所当たり40万円（30万円）

②30万円（25万円）／人

③20万円（15万円）／人

＜①は1事業所当たり1回のみ、②③は【週所定労働時間延長コース】と合わせて1年度1事業所当たり10人まで＞

※①②について、派遣労働者を派遣先で勤務地限定正社員、職務限定正社員又は短時間正社員として直雇用した場合に加算額を加算

・１人当たり15万円（大規模事業主も同額）

※①～③について母子家庭の母等を転換等した場合に助成額を加算

・１人当たり10万円（大規模事業主の同額）

 

【処遇改善コース】

●すべてまたは一部の有期契約労働者等の基本給の賃金テーブル等を2％以上増額改定し、昇給させた場合に助成

①すべての有期契約労働者等の賃金テーブル等を増額改定した場合：３万円（２万円）／人

②一部の賃金テーブル等を増額改定した場合：1.5万円（１万円）／人

※職務評価の手法の活用により処遇改善を実施した場合１事業所当たり20万円（15万円）を上乗せ

＜１年度１事業所100人まで＞

 

その他【人材育成コース】【健康管理コース】【短時間労働者の週所定労働時間延長コース】はほぼ従前どおりの内容で継続。

 

「キャリアアップ助成金」パンフレットH27.4版

ダウンロードはこちらから⇒

 

こちらの助成金は随時拡充されながら今年で３期目を迎えています。正規社員雇用に重点を置く行政の方針を踏まえ、今一度自社に当てはめて活用できないか確認してみましょう。

 

助成金活用にあたり、ご相談等ございましたら、お気軽にお寄せください。

 

 

※公開日時点での法令・情報等に基づいた内容となっております。