ヤマト運輸は、主婦層の起用を中心に女性の配送員を今後3年間で現在の1万3000人から2万人に増やす計画を打ち出しました。
通常はフルタイムのドライバーが1人で担当するところを、主婦などを中心としたパート配送員とチームを組んで作業する仕組みを新たに導入し、午前中に集中して配ることで、再配達による時間ロスを減らします。インターネット通販の普及で宅配便の取扱個数は増え続けており、地域に詳しい主婦層を戦力に活用して、迅速できめ細かな配送サービスにつなげます。
同社は、パートを中心に毎年2000人程度ずつ女性配送員を増加しており、採用増に向けてパートの人事制度の見直しも進めています。
なお、同じ物流業界では、佐川急便が2016年3月までに主婦を対象に1万人を採用する方針を掲げています。