携帯電話販売の会社に勤務していた30代の男性が2010年に突然死したのは、会社が長時間労働やパワハラを放置するなど安全配慮義務を怠ったためとして、24日に神戸市内に住む両親が携帯電話販売会社に対して約1億6450万円の損害賠償を求めて神戸地裁に提訴しました。
訴状によりますと、男性は2006年頃に営業部門の課長職となり、2009年にはクレーム対応部署に異動、2010年2月に虚血性心疾患で死亡した、ということです。また、死亡前3年間の時間外労働は多い月で153時間に及び、100時間以上の月は17回あったそうです。
労災申請は2011年3月、池袋労働基準監督署で因果関係が認められず不支給処分とされており、現在、認定を求めて大阪地裁で係争中ということです。